メンタルにとって良いことを、私なりに考えてみた

メンタルを整えるための運動との向き合い方

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精神状態を良くするには、運動が大事とよく言われます。

特にうつ病などの精神疾患を持っていらっしゃる方にとっては、耳にたこができるほど身の回りに溢れている情報なのではないでしょうか。

私も気分変調症という精神疾患を持っていますが、「うつ状態を治すには運動が良い」といった類の情報は何度も目にしてきました。

とはいえ、それを実行に移すのがとにかく難しい。

うつ病などの精神疾患を持っていらっしゃる方は体を動かす気力もなくなる場合が多い。普通の人でも三日坊主で終わることも多い運動を、精神疾患を持った人がやるというのは、なかなかハードルが高いことだと私も思います。

ですが、やっぱり運動が精神に良いというのもまた事実…。

先日、精神科医・樺沢紫苑氏のYouTubeで、こんなことが紹介されていました。

日本の自殺研究のパイオニアである計見一雄先生という方が、とあるブログのインタビューで、「希死念慮(=死にたい、消えたいといった気持ちのこと)が強い人への対処法は体を整えること以外にない。それしかやってきていない。」と断言されていたのだといいます。

日本の自殺研究の第一人者である先生も、希死念慮を抑えるのに体を整えることが有効だと言い切っているのです。

逆に言えば、死にたい気持ちを自分の頭の中だけでコントロールするのは不可能だということ。

うつ病などの精神疾患を持っていらっしゃる方は希死念慮を感じることもあるかと思いますが、そういった気持ちにも運動は有効なわけです。

では、どうしたら運動が続くのか…。

私はそこそこ運動が続いているほうだと思うので、私のやっていることもちょっとご紹介できればと思います。

運動を続けるのに重要なことは、とにかく「ハードルを下げること」。まずは1歩だけ運動してみることが大事なんです。

例えば、最初から「毎日30分散歩する!」と意気込んでもなかなか続けることができない、ということがあったとします。

この場合、「30分も運動しなきゃ」と思ってしまうから1歩も歩けないわけです。

自分にできる範囲までハードルを下げることが重要です。

「外のポストを見に行く」をゴールにしてもいいし、「靴を履く」「玄関まで行く」をゴールにしてもいい。

精神疾患を持っていらっしゃる方はエネルギーが低下していることが多いです。だからこそ、小さな成功体験を積み重ねて自分を褒めてあげるプロセスが大事だと思うのです。

私の場合は、外に出たり着替えたりするのが面倒なので家で運動してます。

家ならパジャマでもいいし、好きな時間に運動できます。運動するために着替えたり外出するというのが私にとってはどうにもハードルが高い(笑)

「Marina Takewaki」というYouTubeチャンネルの、室内散歩の動画で、家の中で足踏みしながら散歩しているのです。これが結構続いています。おすすめです。

こんな感じで、できるだけ自分に合わせて運動のハードルを下げてあげることが大事だと思うのです。

また、私の大好きな作家である喜多川泰さんの著書・「手紙屋 蛍雪篇」~私の受験勉強を変えた十通の手紙~の中で、こんな文章が出てきます。

「家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる」

「仕事から帰ってきたお父さんが、いったんテレビの前に座ったら、次にその場所を離れるのは寝るときだったりします。人によってはその場で寝てしまうほどです。

最初に座った場所がパソコンの前だったりすると、パソコンの電源を切るのはついつい夜中になってしまいます。

みんな同じなんです。

私はきっと、あなたも同じなんじゃないかと思うんです。」

例えば、学生の頃、テスト勉強を始めたら集中してしまい、お母さんから「ご飯よ」と言われても「ちぇっ、今いいところなのに!」なんて思ってしまう。そんな経験はありますか?それと一緒なんです。

この場合は、家に帰ってから最初に座った場所が勉強机だったのだと思うのです。心当たりありませんか?

私も、この「家に帰ってから最初に座る場所で自分の人生が決まる」の法則を参考に、仕事から帰ってきたら家ですぐ運動することを心がけています。

いったんどっこいしょと腰を下ろしてしまうと、運動する気力も湧かなくなってしまいますからね。

いったん帰ってきたら、帰宅と思わずジムに立ち寄った気分で運動してみるのがいいのかもしれません。

…こんな感じで、私はとにかくハードルを下げて下げて運動することを心がけています。

調子の悪い日は、普段よりもっとハードルを下げてみる、というのも習慣化には効果的でしょう。

元マッキンゼー日本支社・社長の大前研一さんの言葉で、こんなものがあります。

「人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える 2番目は住む場所を変える 3番目は付き合う人を変えることだ。そして最も無意味なのは決意を新たにすることである」

決意を新たにすることよりも、時間配分などの環境や仕組みを変えることが、習慣を変えるのに有効なのだと思います。

決意を新たにすることは無意味だという事実は、「運動を続けられなかったのは自分の心が弱いせいじゃないんだ…」と思えるようになるきっかけにもなると思うので、少し楽になるはずです。

だからこそ、今回紹介した運動のハードルを下げる、家に帰ってから最初に運動してしまう、などといったやり方で運動を仕組み化してみてください。

とにかく楽しみながら運動するのが第一ですよ。無理は禁物です。

運動など、私の目的と目標について語っている記事もありますので、良かったらこちらも覗いてみてくださいね。

今の私の目的と目標を語らせてください。|悠のメンタル日記 (yu-kibun.com)

今回の記事が少しでもあなたの参考になりますように…(^^)