あなたは、何か失敗やミスをしたとき必要以上に自分を責めてしまってはいませんか?
私は、よく自分を責めてしまいます。
今日も仕事関連でちょっと大きな失敗をしてしまい、自分のことをめちゃくちゃに責めてしまっていたところでした。「私なんて死んだほうがいいんだ」と言わんばかりに、もうネガティブ思考や罪悪感にまみれています…。
でもこれじゃあ良くない、と思い、今回も自分なりに失敗したときの思考の保ち方を考えてみました。
ジェリー・ミンチントンさんという方が書かれた、「うまくいっている人の考え方 完全版」という本に、こんな文章が出てきます。
「ミスをしても自分を責めるのはやめよう。
「自分はなんてバカなんだ」とののしったり、自分を非難したりしてはいけない。そんなことをすると、自分のすることは何でもまちがっているんじゃないかという気持ちになって、さらにミスを繰り返すことになるだけだ。
その反対に、自分がミスをしても、「だいじょうぶ、たいしたことはない」と心の中で自分にやさしく声をかけよう。そうすれば、プレッシャーが軽くなってミスを繰り返しにくくなる。
自分にやさしくすると、もっといいことがある。それは、あまりよくなかった決定に悩まないことによって、自分はなぜまちがった決定をしたのかを学習する余裕ができるからである。そうすれば、今後同じようなミスを繰り返さないための対策を立てることができる。」
このように、ミスをしたときに自分を責めるのは、更なるミスを誘発させるだけで良いことはなかったんですね。
失敗した事実は変えられない以上、次どうやったらうまくいくのか考えられればそれでいいはずです。
以前、私はこんな記事を投稿しました。
嫌なことへの耐性をつけるには?私なりに考えてみた|悠のメンタル日記 (yu-kibun.com)
詳しくはこの記事を読んでいただきたいのですが、ここでは、嫌なことや一見マイナスに思えることでも、捉え方は変えられるのではないかということを書かせていただきました。
また、私の大好きな作家である喜多川泰さんの著書・「手紙屋」~僕の就職活動を変えた十通の手紙~という本にこんな言葉がありました。
「今、自分に起こっていることがラッキーなのか、アンラッキーなのかは、そのときに判断することはできません。そのときラッキーだと思うことが、その後の人生においてとんでもない足かせになることは珍しくないし、アンラッキーだと思ったことがあったからこそ、成功を手にする人が多いのもまた事実です。
つまり、”ピンチ”を”チャンス”に変えるということが、多くの成功者にとっては不可欠だったのです。」
そう。今あなたの失敗も、必ずしもアンラッキーとは言えないんです。今回の失敗を糧にして、大きく成長することができるのかもしれないのですから。
ミスをしたからといって、自分の価値がなくなったわけではありません。むしろミスをしたおかげで、成長のきっかけや知恵、経験を得ることができたと考えるのです。
だから、ミスや失敗は悪いことじゃないんです。だから自分を責める必要もない。
もちろん、失敗しても能天気でいろ、ってことではないと思います。
でも、自分のことを責めたり、悩みすぎたりすることはしんどいだけで何も生みません。
ミスをしたら、ミスの原因や今後どうしたら同じミスを繰り返さないようになるかを淡々と考えるだけでいいと思うんです。それでもう充分。自分のことを責め立てる必要なんてなかったんです。
私も、自責思考の持ち主です。だからこそ、自責の念に駆られたときのつらさやしんどさは痛いほどわかります。
でも、自責は良い結果を生みません。だから私もちょっとずつ自責を手放し、失敗やミスをうまく味方につけられるようになりたいなと思っています。
よければ参考にしてみてくださいね。