この記事を読んでいる方の中には、ネガティブ思考の方もいらっしゃるでしょう。
でも、ネガティブ思考は必ずしも悪いものではありません。
「一番最悪のケースを考えすぎてしまう」というのも、ネガティブ思考のひとつ。私もよくやります。共感してくださる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、一番最悪のケースをあえて想定することが、安心や行動に繋がる場合もあると思うのです。
例えば、私がこのブログを始めたことを例に挙げましょう。
ブログを始めようか迷ったとき、私はまずブログを始めたことによる最悪のケースを想定しました。
ブログを始めたにもかかわらず、何年経っても収益が出ない、成果が出ない、人から見てもらえない、というのが最悪のケースかなと思ったんです。
でも、1年くらいは続けていたら、少なくとも文章力は身につくだろうし、このようにメンタル系を題材にするブログなら、自分の気持ちの整理にもなると思ったんです。
私の場合、収益は二の次で、自分の気持ちを整理しつつ発信できたらいいなと思ってブログを始めたので、私にとってブログはデメリットが少なかったんです。だから、書き始めることができました。
そういう、最悪のケースを迎えたときのデメリットを棚卸しし、かつ最悪のケースでもなお得られるメリットにあることに気がついたとき、心が楽になり行動に繋がりました。
どんな不安な出来事でも、「最悪のケースでもこんなもんか」「最悪でも会社をクビになるわけじゃないしな」「最悪のケースでも死ぬわけじゃないし!」などと思うことができれば、少し楽になることだってあるんです。
とはいえ、ずっとネガティブ思考で最悪のケースを考えすぎるのもつらいので、考え方をうまく使い分けながら生きていくことが大事なのかなと思いました。
いつもいつも最悪のケースを想定して、ビクビク生きるのは生きづらいです。
実際、心配事の80%は実際には起こらず、残りの20%のうち16%はあらかじめ準備や対策をしていれば対処できることなのだといいます。起こりうるのはたった4%のみ。
なので、ほとんど起こりうることにない心配事や不安に目を向けすぎるのもしんどいと思います。
要はバランスです。
私自身、気分変調症という精神疾患を中学生のころから持っていますが、気分変調症になりたてのころは考え方をうまく切り替えることができずにいたので、心がしんどく、つらかったです。
でも今は、何か良くない出来事が起こったときにも、少しずつ考え方を使い分けるのが上手になったことで、メンタルが比較的安定するようになった気がします。
物事を柔軟に捉え、考え方を使い分けることができるように、練習してみてください。
ちょっとずつできるようになっていきますから。