メンタルにとって良いことを、私なりに考えてみた

うつ状態のときのお風呂って大変

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うつ状態が強いときほど、お風呂の入るのって大変ですよね。

この記事を読んでいる方の中には、気分変調症やうつ病といった精神疾患を抱えていたり、何かメンタル不調を感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

そういった方であれば、お風呂の大変さはわかっていただけるのではないでしょうか。

私自身も、気分変調症という精神疾患を持っていて、お風呂になかなか入れないことが多いです…。

そんな私ですが、ちょっとした工夫をする中で、少しずつですが、自分なりのお風呂との向き合い方が見えてきたかな…と感じることも増えてきました。

なので今回は、そんな私の経験談も交えつつ、お風呂に入るときのちょっとしたテクニックや、お風呂に対する億劫な気持ちを少しでもなくす工夫について、一緒に考えていきましょう。

まずは、お風呂に入ることの意義について確認していきましょう。

秋田巌先生の書かれた、「うつの人の風呂の入り方」という本には、こんなことが書いてあります。

「少し温めのお湯にゆっくりつかると、血行がよくなります。体も清潔になり、それを毎日続けるだけでもうつ病治療が促進されます。血や気の巡りが良くなるのですから。

日本は長寿の国として有名ですが、この「風呂文化」が長寿の一翼を担っていると考える医師もいます。

(中略)

毎日、あるいはほぼ毎日、お風呂に入る。これは思いっきりお薦めできます。二重丸のおススメです。気血の巡りが良くなるのみならず、うつの人にとってとても重要な「運動」にもなるからです。

(中略)

うつの人にとって風呂に入るその一連の作業は、結構な運動になります。重度のうつ病の場合は、それだけで疲れ果ててしまうほどです。

運動にもなり、気血の巡りも良くなり、体も清潔になる、さらには一日の疲れがとれ生活リズムもできやすくなる。一石四鳥のとても優れた「治療法」と言えます。風呂に入ることを続けるだけで、状態がかなり違ってきます。

また、達成感も得られます。しんどさを乗り越え風呂に入る。「成し遂げた」と、小さな達成感を感じることができます。この達成感の積み重ねも治療促進的に働くのです。」

このように、たくさんのメリットがお風呂にはあるのです。

とはいえ、しんどいときにお風呂に入るのって難しいですよね…。

私も現段階では、シャワーを浴びることはできるのですが、湯船に入ることができません…。

湯船に入ると、なぜか泣きそうになってしまうんです(笑)冷えた体にお湯が染み渡っていくのが、なんだか泣きそうになってしまって落ち着かなくて…。なので冬場の湯船は特に苦手です。

というわけで、私は湯船に入るのはまだ練習中。まずはシャワーをしっかり浴びるようにすることを確実にできるようにすることから始めています。

個人的には、髪は短くするのがおすすめです。

私も、先日ロングヘアからショートボブに髪を切りましたが、髪が減ったぶんお風呂の手間も減り、ドライヤーの時間も短縮でき、お風呂に対するハードルが下がりました。何よりラクです。

無理に髪を短くしろとは言いませんが、もし短くできるのであればおすすめの方法です。

お風呂に入るときには、お気に入りのシャンプーを使ったり、お気に入りの入浴剤を使ったりするのも良いでしょう。

私の場合ですが、お風呂上がりに、貰い物のちょっとお高い良い化粧水のサンプルを使うのが楽しみで、それがモチベーションになりお風呂に入ることができた、なんてこともありました。

そんなふうに、お風呂のように億劫に思えてしまうことと、ちょっとした楽しみを作ることをセットにするにはおすすめの方法です。

「ちょっとした楽しみ」が有効であるという話については、以下の記事でもしています。

ちょっとした楽しみを作るとイイ|悠のメンタル日記 (yu-kibun.com)

良ければ読んでみてくださいね。

最後に、ひっくり返すようですが、本当に調子が悪いときには無理にお風呂に入ることはしない、というのも手です。

最近はドライシャンプーや汗拭きシートといったものも売っていますからね。

それに、冬場であれば1日おきのお風呂でもなんとかなることがある。

私自身、これからも自分のペースでより良いお風呂との付き合い方ができるように、工夫の仕方を模索していきます。

無理せず、自分にできることから、できるペースでやれるのが一番だと思います。

ぜひ自分に合ったペースを見つけて、お風呂と向き合ってみてください。