この記事を読んでいる方の中には、気分変調症やうつ病などの精神疾患を持っている方や、そうでなくても何かメンタル不調を抱えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そういった方に質問です。気分に”波”があることってありますか?
私は気分変調症という精神疾患を持っているのですが、しょっちゅう波を感じます。
つまり、調子がいいときと悪いときがあるんです。
調子が悪いときの過ごし方としては、とにかく何もせずにゆっくり休んだりするしかないし、実際何かしたくても何もできないことが多いですよね。
でも調子のいいときっていうのは、案外油断しがちだと思うんです。
今回は、そんな「意外と調子がいいとき」の過ごし方について、私の経験談として伝えておきたいことがあります。
それは、「調子がいいときの決断は慎重になるべき」、ということです。
なぜならば、調子がいいときに決断してしまったことが、調子が悪いときにできなくなってしまうことがあるからです。
私の場合、こんなことがありました。
先日調子がいいときがあって、それまでほとんど出なかったやる気がちょっと出たことがありました。
そこで、それまでの調子が悪くて何もできなかったときの自分を挽回しようと、資格の勉強をすることに決めたんです。
それで資格の勉強を始めたのですが、結果を言うとうまくいきませんでした。
無理に資格の勉強を始めたことで調子が悪化し、勉強もどんどんできなくなっていき、そんな自分を責めるようになり、希死念慮(=死にたいと思う気持ちのこと)も強くなり、会社も休みがちになり…といったように、負のループに突入してしまったのです。
その資格試験には申し込みしていたものの、結局調子が悪すぎて受験に行くことすらできませんでした。結局受験は諦めました。
私の場合、気分変調症によるうつ状態で調子が悪くて、何もできない期間がずっと続いてたな…と思ってたのもあって、それを挽回しようと焦る気持ちがあったんだと思います。
それで焦った結果、資格試験に挑戦しようとしてさらに調子を崩してしまったわけです…。
私のこのケースのように資格試験などの場合は、一定期間の間継続して勉強しないといけない場合が多いですよね。でもその勉強期間の間、調子がいいときもあれば悪いときもある。
でも調子がいいときは、調子が悪くなったときのことなんて考えられず、そのとき決断したことがずっとできる!と思い込んでしまうんですよね…。とてもわかります…。
気分の波というのは厄介です。基本的に、うつ状態にある場合は調子がいいときであっても決断を慎重にしたほうがいいと思います。大きな決断なんかはしないほうがいいかもしれないですね。
それでも何かを始めようとするときは、調子が悪いときの自分の状態を軸にして考えるのがいいのかな、と私は思います。
調子がいいときの自分ができることを軸にしてしまうと、調子が落ちたときにつらくなる。
調子が悪いときでもできることを毎日コツコツ積み重ねるくらいのほうが、結果として物事が継続して、うまくいくのではないでしょうか。
私自身、これまで調子の波に振り回され、失敗した経験もあることから目標の立て方は気をつけるようにしています。
現に、私は自分に無理のない目的・目標を立てるように意識しています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
今の私の目的と目標を語らせてください。|悠のメンタル日記 (yu-kibun.com)
この記事では、軽い運動を継続したいという私の目標について書かれているのですが、同じようにメンタルを整えるために運動を目標にしたい、という方は以下の記事もおすすめです。
メンタルを整えるための運動との向き合い方|悠のメンタル日記 (yu-kibun.com)
調子がいいときこそ、調子が悪いときのことに目を向けられるといいかもしれないですよね。調子がいいときは、ちょっと注意してみてくださいね。