うつ病などの精神疾患には運動が効果的。
そんな話は聞いたことありませんか?
この記事を読んでいるということは、あなたも気分変調症やうつ病といった精神疾患を抱えていたり、もしくは何らかのメンタル不調を抱えているのではないでしょうか?
…そんなあなたなら、うつ状態に運動がいいだなんて話は、耳にタコができるほど聞いているかもしれませんね。
でも実際に、抑うつ症状に運動が効果的なのは事実です。
実際に、うつ病の人に運動をさせた実験をしたところ、薬よりも運動のほうが精神を安定させる効果が高かったという研究結果すらあるくらいです。
とはいえ、あまりにもつらいときは無理しなくていい、と私は思うのです。
つらいときに無理をして運動をやってしまっては挫折にも繋がりかねませんし、実際多少なりとも楽しんでやらないと継続も難しいと思います。
話は少し変わりますが、うつ病や気分変調症などの精神疾患を持っている人は、「白黒思考」に陥っている人が多いのではないでしょうか。
「白黒思考」とは、認知の歪みの種類のひとつで、いわゆる0か100かでしか物事を考えられなくなってしまう思考のこと。
つまり、今回の例でいうと、「一度やると決めたら、決めた運動量は”絶対に”こなしきらねばならない」とか、「”完璧に”できないと意味がない」などと、極端な思考しかできなくなってしまっているのです。
でも、運動を継続するためには、白黒思考のような極端な考え方ではなく、「柔軟性」を持った考え方が必要です。
調子が悪くてもいいんです。
玄関まで行けたら合格。外にあるポストを見に行くだけでも合格。
そんなふうに、そのときそのときの自分ができる範囲で柔軟にやっていくことのほうが重要だと思います。
そうやって、完璧じゃない自分やできない自分も受け入れ許してあげるような視点を持ち、そのときそのときの自分の体調に合わせて、ときにはその日の目標を柔軟に変えたりしながら運動に取り組めるように練習するつもりでいると、こわばった白黒思考がちょっとずつほぐれていくのではないでしょうか。
私は以前、こんな記事を投稿しました。
今の私の目的と目標を語らせてください。|悠のメンタル日記 (yu-kibun.com)
この記事にも書いたとおり、私も、室内散歩の運動を毎日行うことを目標に、今頑張っているところです。
でも、先述したとおり、運動を継続するためには柔軟性が必要不可欠です。
運動をやり続けるためにも柔軟性を持ちながら、ダメな自分も許せるような考え方を少しずつ身につけていきたいと思います。
あなたも、メンタルのために運動を継続したいと思ったときは、今回の話を思い出してみてください。
運動は、白黒思考をほぐして柔軟性を養う練習なんだと思って取り組んでみる。
そんなふうな考え方ができれば、少し楽に運動に取り組めるかもしれませんよ。
今回の話があなたのお役に立てたら嬉しいです(^^)