あなたは、仕事に対してやる気が湧いていますか?
この記事を読んでいるということは、そうでないのかもしれませんね。
私も、仕事のやる気が出ず、困っているところです。
元々私は気分変調症という精神疾患を持っているということもあり、やる気や集中力の低下が症状として出ているということもあるのですが、モチベーションが湧かず、いつもそんな自分にモヤモヤしています。
私はそんな状況を打破するためにいろいろ本を読んだりして考えてみましたが、とあるひとつの結論にたどり着きました。それは、
やる気は無理やりだすものではない。
ということです。
ハ・ワンさんという方が書かれた、「あやうく一生懸命生きるところだった」という本にこんな文言があります。
「「自分の仕事にやる気が持てなくて、心配です」
インターネットの悩み相談でよく見かける文句だが、よく考えてみてほしい。この悩みはちょっとおかしい。
これはつまり、好きでもない人を目の前にして「私、どうしてあなたのことを愛せないのかしら?」と悩むようなものだ。どんなに努力したって、愛せない時点でその人は恋愛対象じゃないのだ。
(中略)
そもそも、やる気がなくたってかまわないだろう。やる気がなくても十分働ける。
(中略)
好きでやる仕事もある一方、ほとんどはお金を稼ぐためにある。労働の対価としてお金を受け取っているのだ。
それなのに、やる気まで要求されるなんて、会社はちょっとほしがりすぎじゃないか。湧き出しもしないやる気をムリに作り出すこと自体がストレスだ。
ないならないなりに、目の前の仕事をこなせばいい。
そのうち好きになってくるかもしれないし、ほかやる気を出せる仕事が見つかるかもしれない。そのときに、やる気を注ぎ込めばいい。」
私は、この文章を読んで少し救われました。
今まで、常にやる気が求められているような気がして、やる気がない自分を責めるような気持ちになっていました。
でも、それは間違いだった。やる気がなくてもいいんだ、と思えたのです。
やる気が出ない自分を責める必要なんかなかったのです。やる気がないならないなりに、目の前の仕事を淡々とこなせばいいのですから。
とはいえ、目の前の仕事を淡々とこなすことができないほど自分に合ってない仕事だったり、仕事することそのものがつらくて仕方ないような場合は、その環境から脱出することも考えたほうがいいと思います。
関連してこの記事も参考にしてみてください。
得意なことを活かしたほうが、生きやすい|悠のメンタル日記 (yu-kibun.com)
できる限り得意なことを仕事にしたほうが、淡々と仕事をこなすということもいくらかやりやすいと思います。仕事で体調を崩してしまっては本末転倒ですからね。
…こんな感じで、やる気を無理やり出すということはちょっと間違っているということはおわかりいただけたでしょうか。
私も、目の前の仕事を淡々とこなしていきたいと思います。
それでいつかやる気が出るかもしれないし、やっぱり出ないかもしれない。そのときはそのときです。
今回紹介した考え方によって、あなたが少しでも生きやすくなったなら幸いです(^^)