あなたは、つい物事を考えすぎてしまうことってありませんか?
私はよくあります。
でも、考えすぎてるときって良い決断が出ないんです。
むしろシンプルに考えたほうが良い。
私の経験談からもそう思います。
今回は、「物事をシンプルに考える」ということについてお話したいと思います。
秋田巌先生の書かれた「うつの人の風呂の入り方」という本は、私の気分変調症治療のバイブル的存在ともいえる本です。
この本の中で、秋田巌先生はこうおっしゃっていました。
「ごちゃごちゃ考えずに目の前のことに集中するという「技法」は、うつ病治療の核心です。これができるようになれば、もうすでに半分は治ったと言えるでしょう。うつ病と言ってもいろいろな型がありますので、一概にが言えませんが、これだけでほぼ完全寛解(完全によくなること)に至る人もめずらしくありません。この技法だけでよくなった患者さんを目の前で数多くみてきた私が言うのですから間違いありません。自信をもって言えます。
簡単すぎて、こんなことでよくなるのだろうか、と思われる方も少なくないと思います。ですが、正解はいつもシンプルなものです。数学においては、数式や証明の美しさが尊重されます。美しい、とはいかなくても、このシンプルさが「技法」の正当性を証明しているように感じます。」
正解はいつもシンプルなもの。
反対に、複雑に物事を考えてすぎてるときって、意外と間違った方向に進んでいたりするんですよね…。
でも、複雑に物事を考えすぎてるときって、なんだか考えてるような気分になれるし、正しい方向に進んでいるような気がしてしまう…。
なので複雑に考えすぎているときは要注意。
複雑に物事を考えると、ドツボにはまってネガティブな思考に支配されてしまうことも多いです…。
だからこそ、私は最近、考えるときはできるだけシンプルに考えることを心掛けています。
でも、やっぱり思考が複雑な方向に傾きそうになるときもあります。
そんなときは、できるだけシンプルな思考に戻せるよう意識する。
それだけでも結構頭の中はスッキリします。
少なくとも私の場合、複雑に思考を巡らせても頭が混乱するばかりで、物事が良い方向に進んだためしがなかったです…。
何か考えが行き詰まったときは、複雑に考えすぎているのかもしれません。
「シンプルさ」を意識してみると、物事が良い方向に進んだり、心が楽になったりするかもしれませんよ。